ワイルドシルクについて ー シルクの機能性と取扱い

野蚕の特性 シルクの機能性と取り扱い

Q.絹とはどんな繊維ですか?

A. 世界的には家蚕絹(一般には白い繭)も野蚕絹(多くが有色繭)も絹と認知されていますが、日本では輸出入の税法上家蚕絹を絹として認定し、野蚕絹は除かれていました。今日では高価な絹として取り扱われているものが多種あります。絹は絹糸昆虫が吐く糸が繭になり、繭から糸を引いたり、つむいだりしたものです。18種類のアミノ酸で構成(家蚕、野蚕等種類によってアミノ酸構成比率は異なる)された蛋白質のお握り型(家蚕)扁平型(野蚕)の長繊維です。繊維長、繊度は今日の一般的家蚕で1,500m,1.5〜3デニール,野蚕で600m,3〜12デニールです(種類によって著しい差異があります)。

ヤママユガ科の野蚕絹の大きな特徴は糸の構造にあります。家蚕糸の緻密構造に対しヤママユガ科の野蚕絹は多孔質(ナノチュウブ)構造です。この構造がアミノ酸組成と相まって人に有効な素晴らしい多くの機能性を発揮します。

絹は親和性に優れているので、着用して気持ちよい繊維ですが、摩擦に弱い事が難点です。

 

Q.絹を着ると身体に良いと言われますが、どのように良いのでしょうか?シルクの機能性について教えて下さい

A. 絹は繭の中に居る蛹が羽化(家蚕で数日、野蚕では1年 ※種類によって差異)するまで保護するシェルターを利用したものですから、多機能な安全装置になっています。

 

◆抗菌性(静菌性)—雑菌の繁殖を防ぎます。汗臭にならず、皮膚を清潔に保ちます。アトピー性皮膚炎に良い。

◆防紫外線性—短い波長を反射吸収しますので、日焼け予防に最適です。

◆定温維持性—保温性、放温性、寒暖の差を和らげ人体温に近い温度を維持するので、快適です。

◆定湿維持性—保湿性、放湿性、人体に心地良い湿度を維持するので、快適です。

◆防 臭 性—体臭等の匂いを吸収し、抗菌性により雑菌によるアンモニアの発生を抑制します。

◆緩 衝 性—伸縮性により衝撃を和らげます。床ずれ防止、防弾チョッキ等にも利用されました。

◆ヤスリ効果—お握り型や扁平型の繊維により肌の角質層を常に削り、新鮮に保ちます。

この他温度湿度が高まると、ほんの少しマイナスイオンが発生するので、森林浴的爽快感があります。また、上記の機能性が相まって、血行を促進し低体温予防になります。コラーゲン減少予防にも役立つようです。

 

Q. シルクを食べると体に良いと言われますが、どのようによいのですか

A. シルクは繊維のままでは食べられません。

そこで絹糸をパウダ状又はゲル状にして、体内で消化吸収出来るようにします。パウダの粒子の大きさによって効果も変わります。腸壁から吸収出来ない大きさのものでも、消化を助けたり、体脂肪を減らす事に役立ちます。
絹糸はセリシンとフィブロインと言うタンパク質で18種類のアミノ酸で構成されています。
一般的に食品として利用されるのはフィブロインで、粒子の大きさにより有臭で甘味があったり、無味無臭であったりします。

効果

◆血中コレステロール低下(高血圧予防)

◆アミノ酸の一種グリシン、セリンの働きによる、糖尿病予防—シルクアミノ酸がインシュリンの分泌を促進させ糖尿病の予防になる。

◆アルコール代謝促進 飲食後の血糖値上昇抑制—アミノ酸の一種アラニンの働きによる。

◆体脂肪減少促進—腸壁から吸収されない大きな粒子が腸壁の脂肪と結びついて排出される。

◆ぼけ防止—アミノ酸の一種チロシンの働きによる。

◆アトピー性皮膚炎の改善

※セリシンの利用方法も研究が進んでおり、大腸癌予防に大変効果があると言う発表もあります。

※繭(天蚕)の休眠ホルモンを利用してがん細胞を眠らせる研究が成功しています。

Q. 健康用下着等にはどんなものがありますか? 価格はどの位ですか

A.
◆シルク下着各種・・・・・・¥3,000~¥5,000
◆シルクパジャマ・・・・・・¥10,000~¥30,000
◆シルクシーツ・・・・・・・¥7,000~¥15,000
◆シルク毛布・・・・・・・・¥15,000~¥30,000
◆シルク腹巻き・・・・・・・¥1,500~¥2,500
◆シルク5本指靴下・・・・・¥380~¥800
◆シルク手袋・・・・・・・・¥500〜¥1,500

*素材、製作方法で単価が異なります。
上記の価格は家蚕、エリ蚕(カシミヤの様に柔らかい)、柞蚕(シャリ感があり、機能性が高い)で作ったもので、肌に馴染み、抗菌性などの機能性に優れていて、水洗いできますので、お試しください。

 

Q. シルクの繊維製品の洗濯表示はドライクリーニングと指定されていますが、水洗いはできないでしょうか?

A. 水洗いの方がドライよりもきれいになる場合が多く、手軽で、安価です。特殊なものを除いて、水洗いをお薦めします。ただし、下記のような条件があります。

水温は20℃〜30℃が適温です。高温で洗うと絹のタンパク質の酸化が促進され、黄変する事があります。また、セリシンがとけて生地に張りがなくなったり、再度固まってゴワゴワになります。野蚕製品は黄変の心配はありませんが、ケバ立ちやすくなります。

◆洗剤
中性洗剤を使用して下さい。(シャンプー等)

◆洗い方
手洗いで、押し洗いが一番です。モミ洗いを続けると枝毛が出来ます。特にヤママユガ科の野蚕は糸に節がありますので、そこから枝毛が起きやすくなります。洗濯機は避けて下さい。

◆絞り方
強く絞らず、軽く水気をきるようにして下さい。(タオルで脱水など)強く絞り過ぎるとプレスしてもシワがとれない場合があります。洗濯機の脱水は避けて下さい。

◆干し方
直射日光をさけ、風通しの良い場所に干して下さい。直射日光にさらし続けると酸化し、黄変が起き、劣化を早めます。天蚕のグリーン、黄繭の黄色も失色促進されます。タンニンで茶色の野蚕絹は色素が紫外線に強いので直射日光でも大丈夫です。短時間に乾燥します(綿の2.5倍のスピード)。なま乾きが良いと云われますが、よく乾燥させて下さい。水分が多く残っている所が水ジミになる事がありす。洗濯機の乾燥は避けて下さい、生地がパサパサになって絞りジワがアイロンしてもとれなくなる事があります。

◆プレス
絹は140℃まで大丈夫ですので、家庭用スチームアイロンで蒸気を出しながら使用して下さい。霧吹きしてアイロンすると、小さな水ジミが起き易いので避けて下さい。シルクは洗った後はさざ波のように縮んでいます。アイロンでゆっくり戻して下さい。 水分を良く与えないとシワがきれいに伸びません。スチームアイロンの場合、途中で止めると蒸気があたり過ぎ、シワになります。止めないように心がけましょう。プレスにより絹本来の艶が戻って来ます。

◇注)部分洗いはダメです
汚した場合は全体を水につけましょう。部分洗いをすると水ジミが残ったり、洗ったところだけシワになります。もし、そうなっても、もう一度水につけ直せば大丈夫です。

Q. 絹(特に野蚕)はどうしてアレルギー症状をやわらげるの?

A. アレルギー症状にはヒスタミンが人体の組織内に大量に生成されると起こると言われています。
絹・特に野蚕製品を着用すれば汗などの水分を吸収する事でマイナスイオンが発生します。(野蚕絹は家蚕絹の2~3倍)そのマイナスイオンとヒスタミンが結合し、吸収されアレルギー症状を和らげるのです。アトピーなどアレルギー症状の出やすい方は野蚕絹のインナーを着用してみて下さい。研究結果では劇的に改善された例も報告されています。(大阪回生病院の庄司博士らの研究)

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