ワイルドシルクについて ー シルクの機能性と取扱い

野蚕の特性 シルクの機能性と取り扱い

Q.絹とはどんな繊維ですか?

A. 世界的には家蚕絹(白い繭)も野蚕絹(有色繭)も絹と認知されています。絹は絹糸昆虫が吐く糸が繭になり、繭から糸を揚げたり、紡いだりしたものです。20種のアミノ酸で構成された蛋白質のお握り型(家蚕)扁平型(野蚕)の長繊維です。繊維長は家蚕1,500m,1.5〜3デニール。野蚕では600m,3〜12デニール。
ヤママユガ科の野蚕絹の大きな特徴は糸の構造にあります。家蚕糸の緻密構造に対して多孔質(ナノチューブ)構造です。この構造がアミノ酸組成と相まって人に有効な多くの素晴らしい機能性を発揮します。
絹は親和性に優れているので、着用して気持ち良い繊維ですが、摩擦に弱い事が難点です。

 

Q.絹を着ると身体に良いと言われますが、どのように良いのでしょうか?シルクの機能性について教えて下さい

A. 絹は繭の中に居る蛹が羽化(家蚕では数日、野蚕では数日〜1年)するまで保護するシェルターですから多機能な安全装置になっています。

 

◆静菌性(抗菌性)—雑菌の繁殖を防ぎ、皮膚を清潔に保ちます。乾燥肌に良い。

◆防紫外線性—短い波長を反射吸収するので、日焼け予防に最適です。

◆定温維持性—保温性、放温性、寒暖の差を和らげ、人体温を維持するので快適です。

◆定湿維持性—保湿性、放湿性、人体に心地良い湿度を維持するので快適です。

◆防 臭 性—靜菌性により雑菌によるアンモニアの発生を抑制します。

◆緩 衝 性—衝撃を和らげます。床ずれ防止、防弾チョッキにも利用されました。

◆ヤスリ効果—お握り型や、扁平型の繊維は老角質を削り、新鮮に保ちます。

◆癒 し 効 果—絹に触れると幸せホルモン(オキシトシン)の分泌が促される。

上記の機能が相まって、血行を促進し、低体温予防、コラーゲン減少予防にも役立つようです。

 

Q. シルクを食べると体に良いと言われますが、どのようによいのですか

A. シルクは繊維のままでは食べられません。

そこで絹糸をパウダ状又はゲル状にして、体内で消化吸収出来るようにします。パウダの粒子の大きさによって効果も変わります。腸壁から吸収出来ない大きさのものでも、消化を助けたり、体脂肪を減らす事に役立ちます。
絹糸はセリシンとフィブロインと言うタンパク質で20種類のアミノ酸で構成されています。
一般的に食品として利用されるのはフィブロインで、粒子の大きさにより有臭で甘味があったり、無味無臭であったりします。

効果

◆高血圧予防—血中コレステロール低下

◆糖尿病予防—シルクアミノ酸の一種グリシンの働きにより、飲食後の血糖値上昇抑制。インシュリンの分泌を促進させる。

◆アルコール代謝促進—アミノ酸の一種アラニンの働きによる。

◆体脂肪減少促進—腸壁から吸収されない大きな粒子が腸壁の脂肪と結びついて排出される。

◆ボケ防止—アミノ酸の一種チロシンの働き方による。

◆アトピー性皮膚炎の改善

※セリシンの利用方法も研究が進んでおり、大腸癌予防に大変効果があるという発表もあります。

 

Q. 絹(特に野蚕)はどうしてアレルギー症状をやわらげるの?

A. アレルギー症状にはヒスタミンが人体の組織内に大量に生成されると起こると言われています。
絹・特に野蚕製品を着用すれば汗などの水分を吸収する事でマイナスイオンが発生します。(野蚕絹は家蚕絹の2~3倍)そのマイナスイオンとヒスタミンが結合し、吸収されアレルギー症状を和らげるのです。アトピーなどアレルギー症状の出やすい方は野蚕絹のインナーを着用してみて下さい。研究結果では劇的に改善された例も報告されています。(大阪回生病院の庄司博士らの研究)

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