野蚕とは
絹織物は虫の吐く糸から作っています。その中でよく知られている白い繭を家蚕といって、3000年以上前から中国で飼われはじめ、工夫を重ねて、虫の家畜化に成功したもので、とてもしなやかで美しい糸を採る事が出来ます。
ところが世界の野山には、みの虫のように袋状の巣を作っているものが沢山います。それぞれ上手に住み分ける為に虫によって食べる葉が違います。
またその形や大きさ色なども様々です。これを総称して野蚕と言います。
ただこれらがすべて糸として利用されているわけではなく、蛹を食べる事を主としているものや、害虫として駆除されるものもあります。
糸質は一般的に家蚕より太く。軽くてシャリ感があるなど野趣に富んだ風合いが好まれ、なかでも天蚕やムガ蚕は大変高価です。
機能性の面でも防紫外線性や抗菌性・防臭性にすぐれ、健康維持に役立つばかりか、これらの虫の育つ環境が人類はじめ哺乳類にとって最も良い環境でもあります。
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